ブラック・マジシャンで勝利を目指す上での構築の考え方202104版

およそ7ヶ月前に投稿した「今こそ考えたいブラック・マジシャン構築論 202010版」をもとに試行を重ねた上での見解を書きます。コロナ禍で調整の機会が少なく、また数ある方向性のうちのひとつを述べているに過ぎませんが、参考になれば幸いです。

今回のテーマ

今さら言うまでもなく、ブラック・マジシャンは繰り返し特殊召喚ができて「黒の魔導陣」のトリガーにもなるカードです。

端的に言えばブラック・マジシャンの召喚そのものがアドバンテージなのです。

もし陣の発動が目的ならブラック・マジシャンの召喚はターンごとに1回だけで十分です。それであれば、ブラック・マジシャンの要素は「永遠の魂」を回せる最小限に留め、デッキのスロットは他の妨害カードなどに充てるべきでしょう。

では、ブラック・マジシャンを一斉に召喚することには意味がないのか。実は並べることにこそ強さがあるのではないか。

そんなことを思い始めたため、それを突き詰めることにしました。

構築の狙い

エクシーズやリンクの布石として、さらにはダメージレースの面からも、上級モンスターを並べる意味は大いにあります。

また「マジシャンズ・ナビゲート」が墓地にあれば一層、場のブラック・マジシャンの価値は高まります。

このように、着地時はもちろん着地後の役割も視野に入れて、ひたすらブラック・マジシャンを召喚する構築を目指します。

採用基準

ブラック・マジシャンの召喚と維持に特化してカードを取捨選択します。

ゆえに「ブラック・マジシャンのカード名が記されたカード」も、召喚に直接絡むもの以外は採用しません。

幻想の見習い魔導師 マジシャンズ・ロッド 黒の魔導陣 魂のしもべ

安定した召喚のためにサーチカードは優先的に3積み。ただしひと手間要する「イリュージョン・マジック」「黒魔術の継承」は除いています。

マジシャンズ・ナビゲート マジシャンズ・ナビゲート マジシャンズ・ナビゲート

展開力の高いナビゲートは主軸。プリコレでの再録も相まって積極的に使いたいです。

永遠の魂 永遠の魂

魂は同名ターン1なので2枚で十分と判断しました。自壊効果で全滅のリスクはあるものの、ブラック・マジシャンに耐性を付与できる点で場持ちに貢献します。

マジシャンズ・ソウルズ マジシャンズ・ソウルズ

ソウルズはブラック・マジシャンのカード名を参照するカードがないと活かしづらいため2枚にしました。

圧縮と妨害の選定

残りの枠は展開の精度を上げる圧縮と、モンスターを守る妨害に割きます。
構成上、後攻でできることが少ないので、先攻に寄せて罠多めな方が強く感じました。

トラップトリック 黒魔族復活の棺 黒魔族復活の棺

トラトリ、棺でさらなるブラック・マジシャンのサーチや召喚に繋げます。

神の警告 神の警告 神の警告

「聖魔の乙女アルテミス」が破壊される前に墓地のロッドを発動したいので、モンスターの着地自体を防げるよう通告ではなく警告。もちろん宣告でもよいですが、半端な攻撃を受け流すために序盤のライフを優先。

復活の黒魔族

マジシャン・オブ・ブラック・イリュージョン

最近ではあまり使われない「マジシャン・オブ・ブラック・イリュージョン」を採用。

ナビゲートや棺の候補として、ハンドアドの見習いに対してボードアドを稼げるカードであるためコンセプトにマッチしています。

「増殖するG」を打ちつつしもべでトップに置くことで、手札から特殊召喚も可能です。

エクストラデッキ

並んだモンスターを活かすのにエクシーズやリンクは不可欠です。選択肢を広げるだけではなく、デッキコンセプトに沿ったカードを選びます。

上述したように、ブラック・マジシャンを並べることの狙いのひとつはダメージレースに勝つことです。となれば自ずと

神聖魔皇后セレーネ アクセスコード・トーカー

フィニッシャーと

照耀の光霊使いライナ 蒼翠の風霊使いウィン 崔嵬の地霊使いアウス 魔導原典 クロウリー
聖魔の乙女アルテミス 星杯竜イムドゥーク リンク・スパイダー

そこから逆算した選定になるかと思います。

神聖魔皇后セレーネ
マジシャン・オブ・ブラック・イリュージョン ブラック・マジシャン

セレーネからイリュージョンを出せれば合計火力が7800になるので、ロッドなどと合わせてキル圏内です。

No.42 スターシップ・ギャラクシー・トマホーク I:Pマスカレーナ トロイメア・フェニックス トロイメア・ケルベロス トロイメア・ユニコーン

削り切れない場合はトマホーク。

I:Pマスカレーナ
アクセスコード・トーカー トロイメア・ケルベロス

セレーネとイリュージョンをあわせて合計LINK-8の展開が可能です。

プレイング

闇雲に展開するのではなく、相手の攻撃や除去をいなしていかなければなりません。
よって、可能な限りエンドフェイズまでブラック・マジシャンを出さないように立ち回ることが肝要です。

陣などを発動する都合で相手の行動中にブラック・マジシャンを出すことになったとしても、2枚目のナビゲートや見習いなどがあれば盤面のロスを最小限に抑えられます。
1・2体やられたとしても、3体・4体が突破されることはあまりないと思います。

ターンが返ってきたときにモンスターを2体以上残せたならロッドやソウルズでさらに展開して、陣・ナビゲート・リンクモンスターで盤面を制圧しましょう。

告知

当ブログは海馬ハルト様の「第二回ブラックマジシャン デッキレシピ展覧会」の活動を応援しています。
※宣伝することを事前にご了承いただいております。

自分に合った最高の構築を

融合、儀式、師弟、必殺技など様々なカードがある中で、私は「ブラック・マジシャン」のカードが好きなので、このカード自体を活かして勝つことを目標にしています。
そして、今の構築はそれを叶える上で納得のいく仕上がりになっていると思います。

みなさんの信念が込められたデッキが、展覧会で拝見できることを楽しみにしています。

自分のデッキを展示するかは考え中…。

以上