Evil★Twin(キスキル・リィラ)構築と回し方の考察
4月17日発売のDAWN OF MAJESTYに収録された「Live☆Twinトラブルサン」が注目されているイビルツインについて書きます。
イビルツインは「キスキル」と「リィラ」の2種のモンスターから構成されるテーマです。また、キスキルとリィラには下級モンスターの「Live☆Twin」と、キスキル・リィラを素材に展開できる「Evil★Twin」の2形態があります。
キスキルとリィラ
「Live☆Twinキスキル」「Live☆Twinリィラ」は召喚時に相方をリクルートします。
どちらを出しても2体並ぶことに違いはないものの、キスキルなら「リィラ・トリート」を、リィラなら「キスキル・フロスト」をリクルートできる点で異なります。
基本展開
いわゆる1枚初動でキスキルとリィラを召喚します。
サーチを含めて合計12枚(初手率85%、期待値1.5枚)~14枚(90%、1.75枚)程度が投入枚数の目安といえます。
3枚 | ||
3枚 | フロストが強いので優先 | |
2枚 | 強貪積むなら3枚 | |
3枚 | 強貪積むなら減らす? | |
1枚 | パスフレーズでサーチ用 | |
0枚 | 他にサイバース積むなら |
妨害ケアを強く意識する場合は若干多めでもOK。リィラ(キスキル)を無効にされてもトラブルサンなどでフロスト(トリート)を加えればケアできます。同様に、トラブルサンを無効にされてもエントランスがあればケアできます。
無事2体揃ったらEvil★Twinのリンク召喚を行います。
盤面に破壊したいカードがあるならリィラを、なければキスキルを出します。
2体のみの場合
キスキル効果で墓地のリィラを特殊召喚。
リィラ効果で墓地のキスキルを特殊召喚。
キスキル効果で1枚ドロー。
2体目のキスキルをリンク召喚して終了。
相手ターンにリィラを出すことが肝なので、リィラを場に残さないようにしましょう。
2体+1の場合
フロストやトリートの効果などでサイバース族2体+キスキル(リィラ)が並ぶと、より強固な盤面になります。
ディサイプル効果でディヴォーティーをリリース。
ディヴォーティー効果でトークンを2体特殊召喚。
相手ターンにマスカレーナとリィラでLINK-4を出せます。
「トロイメア・グリフォン」を出す場合のキスキルの位置は必ずここ。「サクリファイス・アニマ」などのケアとしてリィラはキスキルの上に置くとよいです。
配置のプレミが多い人は、日頃からキスキルは左、リィラは右に整頓を心掛けましょう。
2ターン目以降
罠などを駆使して、Evil★Twinが全滅しないようにします。キスキルの効果使用後はリィラが狙われるので、1体生き残るとすれば大抵はキスキルになります。
無事にターンが返ってきたらリィラを特殊召喚することで展開を持続できます。
他にモンスターがない場合
初手と同じくリィラをリンク召喚→キスキル蘇生→キスキルをリンク召喚します。
相手のライフや盤面次第ではLINK-4を出すことも視野ですが、Evil★Twinが途切れてしまうのでできれば避けたいところです。
他にモンスターがある場合
通常召喚などからリンク素材に利用します。
リィラ、ユニコーンで盤面を除去しきれなかったり、グリフォンが刺さらない相手であるなら「破械雙王神ライゴウ」を出します。
リィラがライゴウのトリガーとなって、フリーチェーンで2枚破壊が可能になります。
エクストラデッキの構築
大切なのは、場にキスキル、墓地にリィラという状態を毎ターンつくることです。
では、いつまでそれを維持できるのか?
シミュレーションしてみましょう。
Turn 1
- 必須:2枚消費
- 他に展開札がない場合:1枚消費
- 展開札がある場合:4枚消費
Turn 2
- 展開札がない場合:2枚消費
- 展開札がある場合:2枚消費
キスキル+リィラ+ユニコーンの火力合計が4400なので、次のターンくらいまでは想定しなければなりません。
Turn 3
- 展開札がない場合:続行不可
- 展開札がある場合:1枚消費
最も弱い動きを続けた状態だとすでにキスキルが枯渇、ダメージも8000に届かず。
その中でリィラを出したところで勝利に繋がるかは怪しいので、3枚目のリィラは入れないというのもひとつの考え方かと思います。
逆に、最も強い動きを続けない限りLINK-4が枯渇することはないので、LINK-4は2枚で足りているといえます。
その他の候補
結局リィラも3な方が安心ではあります。
ユニコーンで足りてはいるものの、ディヴォーティー召喚ターンやLive☆Twin2体でも出せる点で差別化。
リィラ、ユニコーン、ライゴウはいずれも対象を取るので、耐性持ち相手に重宝します。
「マクロコスモス」などでEvil★Twinが通らない場合に。
サイバース2体は自分の場が空でなければ出せず、同条件でランク2を出せるので微妙。
メインデッキの構築
メインデッキのカードに与えられる役割は
- メインギミックの通りをよくすること
- Evil★Twinを守ること
のいずれかに大別されることでしょう。
なんとなく相性がよさそう(悪そう)なものをいくつか挙げてみます。
手札誘発ぶっ刺さりなのでほぼ必須です。
デメリットが少なく、ドローを軸に据えたデッキであるため、構築に馴染みやすいと思います。ドロー回数が多い分ダブりやすくもあるので、投入枚数は要調整。
Evil★Twinを能動的に墓地に送りつつ、妨害と戦闘補助ができるカード。
また、Live☆Twinの効果にチェーンしてLive☆Twinを墓地に送ると、リクルートされたLive☆Twinが効果を発動できるので「無限泡影」などを避けたりする使い方もできます。
1体で3体分になる優秀な展開札。マイニングと一緒に採用が見込まれます。
Evil★Twinを守りながらリンク素材を調達。リィラが効かない破壊耐性持ちも捕れます。
公式では相性のいいカードとして取り上げられているものの、打ちどころが不明。
Evil★Twinの蘇生後に打つと実質フリーチェーン化するが盤面が空に。
Evil★Twinの蘇生効果にチェーンすると盤面にモンスターは残るが召喚時効果が出ない。
フリーチェーンでなおかつEvil★Twinを守れるのでなければ意味がないです。
パワーが控えめな専用魔法罠の中で採用圏内といえるカード。
ピン刺ししたくなりがちですが、サーチ前提のカードを入れるとドローの質が下がるので、妨害札はドローで引き込むコンセプトで構築した方がいいかもしれません。
強化を受けて
トラブルサンのおかげで従来よりも手札消費が低減し、対応力も上がりました。
恒久的にアドバンテージを広げていくデッキは、低速ゆえに構築の影響を受けやすい側面があります。試行回数を増やして今後も改良を重ねていければと思います。
イラストのキャラクターも未だ謎を秘めており、今後にも期待できますね。
以上