ブラック・マジシャンのエクストラデッキ事情 2018年10月版
今回のポイントは大きく2つ
- 「サモン・ソーサレス」規制
- 「強欲で金満な壺」登場
これを踏まえて今月からのブラック・マジシャンデッキについて考えてみます。
最終盤面の弱体化
「No.42 スターシップ・ギャラクシー・トマホーク」からの「サモン・ソーサレス」で
リンク素材を増やしつつ「マジシャンズ・ロッド」を加える動きができなくなりました。
よって、トマホークからの展開は基本的に素材6体で動くことになります。
候補1
使用エクストラ
セキュリティ+トロイメア2体の効果を挟んでファイアウォールの構え。
「幽鬼うさぎ」や「永遠の魂」の自壊など諸々ケアできるケルベロスが便利ですね。
候補2
使用エクストラ
あえて縦並びにすることでファイアウォールの(2)の効果を発動できるため
手札にブラック・マジシャンがあればそのまま特殊召喚できます。
候補3
使用エクストラ
トロイメアとスカルデットで5枚引いてみるパターン。
上と同じく手札からの特殊召喚付きです。
候補4
使用エクストラ
ニンギルスかユニコーンのドロー&除去を挟んで破壊耐性グリフォン。
上向きマーカーを残さなかったり「魔法族の里」などの効果を残せたり
イヴを採用するメリットは結構多いです。
ここまでのまとめ
必須 | 3枚 | |
繋ぎ | 2枚以上 | |
終点 | 1枚以上 |
トマホークを使う場合は6~12枚の枠を取ることになります。
メインデッキの強化
SAVAGE STRIKE で登場する「強欲で金満な壺」。
通常魔法
(1):自分メインフェイズ1開始時に、自分のEXデッキの裏側表示のカード3枚または6枚をランダムに裏側表示で除外して発動できる。
除外したカード3枚につき1枚、自分はデッキからドローする。
このカードの発動後、ターン終了時まで自分はカードの効果でドローできない。
採用しない手はないのですが、問題はそのコスト。
いくらメインデッキ主軸のブラック・マジシャンといえども無視はできません。
特にトマホークはパーツが欠けると成立しないため
強金を発動する→そのデュエルでトマホークは使用不可
ということになりそうです。
以前に
「エクシーズは の2枚以外いらん」
という旨の記事を書きましたが
トマホークが使えない状況が生まれることで事情が変わってきました。
強金発動後にエクシーズモンスターが全滅する確率は
2枚ならおよそ14%
3枚ならおよそ4%
ということで、トマホークを除いて3枚以上は
エクシーズモンスターを採用しておきたいところです。
メイン構築への影響
強金はエクストラだけではなく
メインデッキへ与える影響も少なくありません。
メインデッキの1枚に対してのエクストラデッキの圧迫量が増すため
そこまでして投入すべきか、今一度検討する必要があるでしょう。
2段階にまたがる場合、両方3積みでもどちらか片方が全滅する確率はおよそ倍
(約9%)に跳ね上がるので、少し余分に入れておいた方が安心です。
3段階以上踏むカードは腐るのを覚悟の上で使うことになりますが
派生先を増やすことでリスクを軽減できる可能性はあります。
さくらは発動タイミングが強金より先になる関係で問題なく扱えそうです。
トーチの採用は無理め。
ちなみに、本筋から逸れるので多くは語りませんが
強金には他のドローソースが腐るリスクがある点にもご注意ですね。
構築の多様化
「エクストラをランダムで除外」という新たな概念によって
構築段階でこれまで以上に取捨選択を迫られることになります。
繰り返しになりますが、破格のカードパワーを持つ強金を
入れない理由はないと考えています。
ただ、個人的にはトマホークのパワーも切れないため
メインデッキ要素は削ってランク7とリンクで固めたいですが
竜騎士かっこいいからね。。。
悩ましいです。
ともあれ、SAVAGE STRIKE 楽しみです。
以上