ラッシュデュエル デッキ改造に向けてざっくり分析

4月11日、ラッシュデュエル初のブースターパックである「デッキ改造パック 超速のラッシュロード!!」が発売されます。
今はまだ多くの方がスターターデッキをそのまま使用していることと思いますが、ようやく構築について考える機会が訪れました。

そこで、現在判明しているカードの紹介を交えながら、エアプな筆者が一足先にラッシュデュエルでの構築論をざっくりと語ろうというのが本記事の趣旨です。

デッキコンセプト

デッキ構築において最初にやるべきは、やはりコンセプトを決めること。

現状ではカードプールが狭いため、スターターデッキ2種類いずれかをベースにアレンジする形になろうかと思います。

「切り開け! セブンスロード!!」はモンスターの打点を上げて場を制しつつ、相手ターンでの打点の低さを罠カードで補う戦術になっています。

一方で「爆裂覇道! ドラギアス!!」は、素の打点の高さと強力な魔法カードで盤面を切り崩すスタイルです。

下馬評では「ダーク・リベレイション」を擁する遊我側に分があるようですが、まだ一概にどちらが優れているとは言い切れないでしょう。
「ささやきの妖精」や「ハンマークラッシュ」を積めるようになれば罠の対処は大分楽になるので、どちらのデッキを選ぶかはお好みでよさそうです。

下級モンスター

大枠が決まったところで、今度はそれを支える中身を吟味していきます。

場に出す上での制約がない☆1~4のモンスターは、手札を回したりアドバンス召喚を行う上で最も重要となります。
手札5枚の中で2枚程度は握れるように、多めに投入するのが望ましいですね。

おおよそ16枚以上

  • 初手で引ける枚数の期待値が2枚以上
  • 初手で2枚引ける確率が2/3以上

を目安にするとよいかと思います。

では次に、数あるモンスターの中からどれをチョイスすべきか。
品定めるポイントは重要な順に

  • 種族
  • 効果
  • 攻守
  • 属性

といったところでしょうか。

強力な魔法罠の発動条件に魔法使い族かドラゴン族の縛りがあるため、「種族」はもっとも重視したいステータスであるといえます。

「効果」は当然ないよりはあった方がいいです。特に、手札コストを条件とするものは手札交換の役割を持てるので、効果が微妙でも十分採用候補になります。

「攻守」はリリースに使う上では意味のない値ですが、下級モンスター同士の戦闘やダメージレースの観点から無視はできません。

「属性」は「セブンスロード・マジシャン」を採用する場合、極力分散させましょう。

上級モンスター

コンスタントに展開するにはスターターデッキのカードだけでは足りないので、パックを剥いて補強します。

制圧力の高い「青眼の白龍」と「魔将ヤメルーラ」は、様々な構築で活躍が見込めます。

ただし、上級モンスターが手札で腐ると大量ドローができなくなるので、手札コストで捌くことも勘案しながら投入枚数を調整しましょう。

☆5~6帯はどっちつかずな印象ですが、リリース2体よりも軽い消費で相手の上級モンスターを倒せるカードならば採用圏内といったところ。

特に「魔将ヤメルーラ」に阻害されない点は大きいので、「風精の加護」とあわせて2500を突破できるか否かはボーダーラインのひとつであるといえます。

コンボなど

カードの種類は4月11日時点で78種とまだ少ないながら、複数のカードの組み合わせで相乗効果を発揮するものも僅かに存在します。

単体のカードパワーに頼るだけでなく、今のうちからコンボやメタを意識して組んでみてもいいかもしれません。

「スターターデッキセット」にも付属する「セブンスロード・ウィッチ」は、うまく回れば手札4枚で上級を2体展開できるカード。有効範囲が狭く事故が気になりますが、特殊召喚ゆえに「魔将ヤメルーラ」の対策としても機能します。

「山」による強化は微量ながら、攻2700守1700は「風使いトルネ」や「火の粉のカーテン」による打点負けを阻止できる絶妙な数値です。相手も強化してしまうのでミラーでは有効に働かないのが玉に瑕。

同名を墓地から回収する「クリボット」。ついループを連想しがちですが、ラッシュデュエルで手札を温存するのは得策とはいえないため、1枚で2体分のリリースになるカードという見方になるかと思います。

逆転のデュエル

その言葉のとおり、ラッシュデュエルは逆転に次ぐ逆転を狙ってデザインされています。

初心者でも楽しめる豪快さは失うことなく、緻密な戦略性もある奥深いゲームとして今後も発展し続けることを期待しています。

以上